水平および傾斜管における過渡極低温チルダウンプロセス

低温チルダウンプロセスに及ぼす移送ラインと質量フラックスの傾きのパラメトリック効果を記述する実験結果を示した。 ステンレス鋼製の加圧液体窒素移送ラインで実験を行った。 チルダウンプロセスを監視するために、試験部の様々な軸方向の位置で流体温度および壁温度を測定した。 逆伝熱法を用いて過渡チルダウン期間に対する局所熱伝達係数と熱流束を予測した。 その結果,チルダウン期間はすべての質量流束速度において三つの異なる流れ領域によって特徴付けられることが分かった。 しかし,低質量フラックスではチルダウン時間の変化がより優勢である。 逆伝熱法を用いて計算した熱伝達係数と熱流束はさらにこれを確認し,ピーク熱流束は質量流束の増加とともに増加することを示した。 冷却ラインの傾きは同様の温度プロファイルを示したが,チルダウン時間の変化を伴うことが分かった。 その結果,チルダウン時間を最小にする最適な上向き傾斜が存在することが示唆された。

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